恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「そう?」



なんか不機嫌そうな気がするのは気のせい?



愁さんと篤斗くん達は、意味もわからず、笑ってるし………




何なのよ………




「龍毅は幹部って、昼に言ったの忘れたか?」





わたしが、気になっていたことを教えてくれたのは、煌くんだった。




「あ、そうでした」



「アホ」



「痛っ!」




煌くんにまたデコピンをされた。



もう……みんなして、アホ扱いしないでよ………




煌くんは、わたしを置いてお誕生日席にあたる位置にあるソファに腰を掛けた。




わたしはどこに座ればいいのか迷っていると、煌くんがいきなりわたしの手首を掴み、引き寄せた。




「うわっ!?煌くん!?」