中には女の人もいた。


その人達からの視線は、男の人達よりも恐い。




煌くんがそんなものを気にするわけもなく、視線の中をどんどん奥に進んでいく。



そして、階段を上ると、2階の部屋の中へと入った。


やっと……あの視線から逃れた。

わたしは、安心して、ペたりと座り込んだ。




「おい?どうした?」



「ごめん、緊張しちゃって………」



「は?緊張する必要ねぇだろ……」




煌くんとわたしは違うの!!




「だって……あんなに人いるとは思わなかったんだもん」




それに………恐かったし……



「無理もないよ、煌。
煌が初めてここに、女の子を連れてきたんだ。
メンバーのみんなも驚いただろうし……あの人数じゃね」



「愁さん……」