龍くんは、いきなり不機嫌になったり、馬鹿にしてきたり、意味がわからない。
授業中は龍くんに邪魔をされながら、勉強した。
チャイムがなり、伸びをする。
「やっと終わった〜」
授業というものが久しぶりだったから、だいぶ体力を奪われた気がする。
「愛依、お昼どおするの?」
「わたし?わたしは………「きゃー!!!」」
煌くんが来ることを言おうとしたら、黄色い声援に遮られた。
「何事?」
「王様が来たみたい」
わたしが不思議に思っていると、麻凛がそう答えた。
王様?
誰のこと?
その答えはすぐにわかった。
「煌先輩!きゃー!!」
女の人が王様であろう人の名前を叫んだから。



