イライラしていると、男子数人が私の前に来た。


やっと来たわね。



「あの、Minaちゃん…」


しゃべりかけてきたのは、いかにもオタクって感じのブっサイクな男子。

キモ…


でもここは営業スマイルで…

ニコッ


「なぁに?」


どうやらそのスマイルはその男子たちには効果がありすぎたようだ。

彼らの目が、思いっきりハートになっていた。