恋物語



え、嘘…



頭が理解してきて、今、告白されてるってことを知る


慌てて将から離れようともがくけれど、更に強く抱きしめられた



「ま、将!冗談は止めてよ!離して」



「離さねぇし、冗談じゃない。俺は本気だよ」



う、嘘…



「返事はまだいらない。俺のことを選ぶようになるまで聞かないから」



そう言って、あたしを離して「じゃーな」って去っていった



それから、どうやって帰ってきたのかも分からず、気付いたときはあたしの部屋のなかでドアに寄りかかり、座り込んでいた



まさか、告白されるなんて思わなかった



自分のことに精一杯で、将の気持ちに気付かなかった



あたしって最低だ



あたしを好きだと想ってくれてる人に好きな人の相談をしてた



なんで気付かなかったんだろう…



それだけ、梶くんに夢中だったってことだろうな…



「はぁー…どうしよう」



悩みがもう1つ増えてしまった