恋物語



放課後


亜美は「バイトがあるから」とあっさり帰ってしまった


少しは心配してくれてもいいのにと思ったけれど、亜美だから仕方がないと思った



「咲奈ー、帰ろうぜ」



何故か将に声をかけられて不思議に思った



「あれ?将、部活は?」



「今日は休み。ほら、早く支度しろよ」


「わ、わかったから、待って!」



将と久しぶりに一緒に帰ることになった



帰り道、将と他愛ない話をしていると、いきなり真剣な顔をしてあたしを見た



「なぁ、本当にふられたのか?」


そっか、将には言ってなかったね



「ふられたっていうか、失恋したっていうほうが正しいかも」



「ふーん?」



自分から聞いといて、興味なし?


なんか、ムカつくなー



「ねぇ?将はどうすればいいと思う?」



一応将の意見も聞いておかないと



「んー…諦めちゃえば?」



「将まで、そんなこと言うの?ばか」


「ばかって、俺の正直な意見を言っただけだし」



あたしの少し前を歩きながら言う将



2人して簡単そうに言うけど、諦められてたら、悩んでないよ!