恋物語



「そうだったんだ…」



それならそうと言ってくれればいいのに



「…証拠ならあるぞ!ほら」



梶くんが出してくれた携帯には、腕を組んで梶くんを見下ろす女装した咲兄が写っていた


「あははっ!何この写真ー、面白すぎだよ」




「笑うな!俺は今すぐにでも消したい」



じゃ、何故保存してたの…?



「…今日みたいな日がくるかもしれないから、保存しとけって咲眞が」




咲兄…なんか、ありがとう



「んで、疑いは晴れましたか?」


「ま、まぁ…うん」



そりゃーそんな話を聞けば、嘘だって思わないし、証拠もあるんだから、疑いようもない



「じゃー、俺のこと好き?」



そんなの決まってる



「大好きだよ!」



あたしは、梶くんの胸に飛び込んだ



―――――――――……



それから、将には付き合うことになったことを報告した


「…やっぱりな。ってか、知ってたよ。梶太郎さんの気持ち」



嘘っ!



知らなかったのってあたしだけ?



という、ことを知ったのだった




終わり