恋物語



「…ま……さ?」



あたしは居るかわからないのに、将の名前を呼んだ



「ごめん。起こした?」



目を開けると、近くに将がいて、部屋の入口に梶くんがいた



「…か…じ…くん?」


「ごめん、勝手に入った」



よく見ると、梶くんの足下には飲み物や、ヨーグルトが袋から飛び出し散らばっていた


頭が働いていないあたしは、状況を理解できない



「…どうしたの?」



2人を交互に見て、確認する



「俺は…見舞いに来たんだ」



先に口を開いたのは、梶くんだった



「…ありがとう…それは?」



足下に転がってる物を指差して聞いた



「これは、手を滑らして落としたんだ。冷蔵庫にいれておくから、後で食べて」


そう言って、部屋から出ていった



「…将は?」



「…俺は、おばさんを待ってて、帰ってきたかと思ったら梶太郎さんだったから、話してただけ」



笑って言ってるけど、何処か変な感じがする


あたしが目が覚めたときに聞こえてたことと、あたしが聞いたことでは違ってるような気がする