恋物語


「よっ!元気か?って、顔死んでるな」



おい!好きな人に対しての言葉か



と、言いたいところだけれど、きつすぎて言えない


まあ、それだけじゃないんだけどね



「咲奈、部屋いこ!きついでしょ?」


「…うん」



今日は優しい亜美だね



部屋につくと、ベッドに引っ張られて雑に寝かされた



…だから、あたし病人なんですけど



「薬ある?一応買ってきたけど、ご飯は?」


「うん、そこに。あと、冷蔵庫にお粥が」


「分かった。温めてくるから!将、ここにいて看病してて」


「お、おう」



お母さんみたいな亜美に、驚きすぎて若干引いてる将に少し笑ってしまった



「何笑ってんだよ」


「別にー。」



少し、苦笑いの将を見ていたけど、昨日のことを思い出して目をそらした



「…昨日のことは、今日だけ忘れろ」



そう言いながら冷却シートをあたしの額に張った


今日だけって、無理に決まってんじゃん



あたしは、天井を見ながら思った