亜美が私の病室に来たので亜美に幸斗のことを話してみた。
亜美は私が幸斗のことを好きだって知っているから別に不思議がられることはない。
それと、亜美は毎朝私のところに来てくれる。私は暇だからそれがなにより嬉しかった。
亜美に相談すると亜美は…
「看護士さんとか、先生に聞いてみればいいじゃん!」
って言ってニヤニヤしていた。
そして亜美のその言葉と同時に岸井先生が私の様子を見にきた。
「おはよう葵ちゃん!おっ、亜美ちゃんもいるじゃん!具合はどうかな?」
その言葉に私は“大丈夫です”と答えた。
亜美は岸井先生が来たのを喜んだのか、さっきの質問を岸井にぶつけた。

