しばらくして亜美が来た。その顔にいつもの笑顔はなかった。
そして亜美は重い口を開いた。
「葵…死にたかったの…?」
そう言ってうつむいてしまった。
亜美は泣きそうだった。
「うん…でももう大丈夫。あんなことはしないから。」
その言葉を聞いて少しほっとしているようだった。
「葵…うちは葵がいなきゃダメなんだよ…もうどこにも行かないでね…約束してね。」
そうだよね…亜美は私の一番の友達。
そんな友達を大切にしなきゃダメだよね。
私…そんな大切なことも忘れてたなんて…本当にバカだった。
私は亜美のその言葉に頷いた。
「約束する…亜美、ごめんね。」
私の言葉に亜美は笑顔を返してくれた。嬉しかった。
「それと…葵…?」
亜美は何か言いたそうだった。でも切り出せないようだった。
何だろう…?
「どうしたの?」
その言葉に亜美は少しもう少し訳なさそうに聞いてきた。

