「葵ちゃん、どうしたの?」
なんでそんなに知らないふりするの?
私が死のうとしたのには…幸斗に責任があるんだよ…?
私を裏切ったじゃん…?
早く認めればいいじゃん…。
「幸斗は私のことどう思ってるの?」
ずっと聞きたかった…。
私のこと…ただの軽い女だと思ってた?
ほんとは幸斗のことが好きなんだよ…?
信じたいんだよ…?
私…一回は人を信じることをやめたよ…?
だけど…頑張ったんだよ?
幸斗のこと…信じようと…頑張ったんだよ?
でも…人を信じて好きになるのってこんなにも辛いんだね。
裏切られるってなれてるはずなのにな…。
「僕は葵ちゃんの大切に思っています。患者さんじゃなくて一人の女の子として…僕は葵ちゃんを救いたいんで。」
静かな病室に幸斗の声だけが響いていた。その声は私にしか聞こえない気がする。
そんなはずないけど…。

