「やっぱり、彼氏いるんですねっ!」
「高橋先生可愛いですもんね!イケメンですか?」
私と亜美がそう言うと、高橋先生は照れたように顔を赤くしながらこう答えた…
「まぁね。それなりにイケメンかな?」
イケメン…かぁ。
幸斗はイケメンだよね。
でも…まだわかんない。
「もういいかしら?そろそろ内科の方に行かないとだし。」
そう言って椅子から立ち上がろうとした高橋先生を止めるかのように亜美がたずねた。
「あともう一つ!その彼氏さんは、この病院内にいますか?」
これでいるって言ったら絶対に幸斗だよね?
お願いだから…この病院内じゃないって言って。
そう強く祈ったのに…。
高橋先生の答えは…
「そうよ。いいでしょ?もうこれくらいにして。私、内科に行くわね。」
神様なんて…いないんだね。
これを聞いた瞬間…私の中で何かがなくなった。
心にぽっかりと穴が開いたようだった。
嘘…ほんとに…ほんとに…幸斗って嘘つきなんだね。
もう信じられないよ…。
私はめまいに襲われてベッドから滑り落ちた。
そして…私の意識はここで途絶えた。

