「私…今の幸斗は信じられない!」
私はそう言って、幸斗から離れた。
走って、ここから早く出たい。
そう思ったのに…。
「うっ、」
痛いっ。
急にお腹が痛くなって私はその場にしゃがんだ。
痛いっ。
そんな私に気がついた幸斗が私の所にきた。
「葵ちゃん?葵ちゃん、どうしたの?」
幸斗が必死に私に話しかけてくる。
「痛いの。お腹が痛い。」
どうしたの、私…。
死んじゃうの?
そんな私の耳に聞こえてくるのは幸斗の声だけ。
「葵ちゃん、大丈夫だから。落ち着いて。今、先生達呼んだから。」
そう言って幸斗は私のお腹に手を当てた。
私の意識はここで途絶えた。

