連れて行かれた場所は静かな病院の中庭だった。 「青羅くん、死んじゃうの?」 私が聞くと、幸斗は困った顔をした。 「もう前から助からないって分かってたんだ…。後は青羅くんの好きなことをさせた方がいい。」 その言葉を聞いたら自然に涙が出てきた。 青羅くんとは今日初めてあった。 なのに、涙が止まらなかった。 亜美の気持ちとか考えちゃって。 泣いている私を幸斗はそっと抱きしめた。 でも、涙は止まらなかった。 悲しかった。