「こっち、こっち~この子でーす!」
と言って亜美が指差した先には少しダルそうな男の子がいた。
年は…私と同じくらいかな?
「葵、紹介するね!こいつは霜崎青羅(しもざきせいら)でーす!」
「青羅です。よろしくね。」
えっ?
青羅…私はそのとき嫌な人のことを思い出した。
せいらって名前は星羅と同じ…。
私を裏切って殺そうとしたあの星羅。
「ちょっと、葵?あっこの子は高島葵だよっ!私と同じ感じの子!」
「葵ちゃん、よろしくね。」
「あっ、よろしく。」
冷静にならなきゃ。
星羅とこっちの青羅くんは違う。
だから大丈夫。
私は少し笑顔を作った。
「青羅くんはなんで入院してるの?」
「俺は白血病なんだ。」
あははと笑う青羅くん。
白血病って…結構重い病気なんじゃ。
なんでそんなに笑顔で言えるの?
「そんな顔するなって。治る可能性だってあるし。」
あっ…そう言えば幸斗が私の寝言で起きたって言ってたとき…。
隣の子が心配って言ってた。
それは青羅くんのことだったのかな?

