すると一人の女の子が私に話かけてきた。
「はじめてまして。あなたは何でここに来たの?」
「えっ?」
私が首を傾けていると、その子は話出した。
「私は古藤亜美(ことうあみ)。あみって呼んでね!私がここにいる理由はいじめられてるからだよっ!」
えっ?
いじめ?
「いじめ?」
「そう。クラスの子からいじめられてたの。毎日、死ねって何回も言われた。だから一回死のうとしたの。」
“ほらっ”
と言って私に見せてきた亜美の手首には2、3本の線が入っていた。
とても痛々しそうだった。
「でもねっ、死ねなかった。で、ここに来たの。ここはね、私みたいに生きててもしょうがないって思う子がカウンセリングを受けるところなんだよ。」
「カウンセリング?」
「そう。高橋先生って言う女の先生がしてくれるよ。多分、もうすぐ来ると思う。」
「高橋先生?」
「うん。あなた名前は?」
「高島葵。」
「いい名前だね。これからよろしくねっ!」
「あのっ、亜美は何でそんなに明るいの?」
「それはもうすぐわかるよ!」
そう言って亜美はにっこり笑った。
そして高橋先生がきた。
「葵ちゃん、こっちにどうぞ。」
そしてカウンセリング室とかかれた部屋に連れて行かれた。

