病室に戻ると、久しぶりの亜美の姿があった。亜美は私の病室の窓から外を眺めていた。
そう言えば最近は亜美の姿を見てなかった。
私は気付かれないようにそっと亜美の隣にいって外を眺めてみた。
そこからは中庭の公園が見えた。子供達の元気な声がこっちまで聞こえてくる。
亜美は私の存在に気づいて。
「葵、久しぶりだね。」
そう言いながらふっと笑う亜美に私も。
「うん。久しぶり。」
そう言ってベッドの方に移った。
しばらく何を話こともなく、亜美は外を眺め、私はベッドの上で雑誌を読んでいた。
亜美が何で外をみているかはわかる。
きっと…外を通して青羅くんを見てるんだよね。
私が亜美をじっと見ていると、亜美は私に。
「最近は青羅のことを忘れそうになってるの。前までは、夢に出てきたのに、今は夢にもこないんだよ?外をみても青羅は答えてくれないの。」

