私の恋人はお医者様!?


癌じゃないってことはもう退院できるのかな。

そうだと嬉しいな。

「じゃあ退院できるんですか?」

その言葉に岸井先生が幸斗の方に近寄って肩をポンポンと叩いて言った。

「もう今からでも退院できるよ。佐武くんの仕事はいろいろたまってるからね。」

良かった。
幸斗、退院できるんだね。

高橋先生も嬉しそう。

そうだよね。この病院の内科の先生は三人いるけど…幸斗が入院している間は二人で患者さんを担当していたんだもんね。

大変だったよね。


幸斗も嬉しそう。

いいなぁ。

私も早く退院したいなぁ。


「じゃあ佐武くん、結果もでたし、退院しようか。」

その言葉に幸斗も嬉しそうに頷いた。

岸井先生はニヤニヤしながらそんな幸斗に白衣と「佐武幸斗」とかかれたプレートを渡した。


岸井先生は今から幸斗に復活してもらう気満々なんだね。


それを渡された幸斗はすごく驚いた表情をしていた。

「えっ、今からっすか?でも俺まだ胃痛いっすよ?」

幸斗のその言葉に岸井先生は幸斗の胃を少し押して、言った。

「これなら大丈夫だ。さぁ、行くぞ~。」


幸斗は強制的に白衣を着せられ、岸井先生に連れ去られた。

その光景を見ながら私と高橋先生は二人して笑った。