気がついたら私の目の前には真っ白天井。
そして、真っ赤な夕日。
隣の椅子に座っている高橋先生の姿があった。
高橋先生は私が起きたのを確認すると…。
「手術、無事成功したわよ。今日はご飯食べられないからもう、寝ちゃっていいわよ。」
そう言ってにっこり微笑んだ。
「あの…高橋先生、幸斗は?」
あの変な夢のことが気になって聞いてみた。
「今は病室で休んでるわ。少し疲れたみたい。」
「そっか。」
あの夢は…本当なのかな。
だとしたら…幸斗の体調はやっぱり悪いのかな。
「幸斗の検査の結果は明日でるけど、きっと大丈夫よ。」
私を安心させるように高橋先生は声のトーンを高くして言った。
「そう…だよね。」
私がそう言って微笑むと高橋先生はほっとした様子で、病室から出て行った。
“じゃあ今日はもう寝てね”
と言って。

