「私が帰れるか聞いてきてあげようか?」

「ううん...いいや」

どうしてだろうね?
間瀬君は里菜が私と帰れって言うと
私と帰ってくれるの...
でもね?それじゃぁ意味がないんだ
間瀬君は私と帰るといつも不機嫌なんだ
何回か帰ってるうちに
あぁ、私の事嫌いなんだなって思った

「そう...」
「ありがとっ里菜」

そう言った瞬間
「よし!!」
 
ビクっ

「な...なに?」

し...心臓止まるところだったよ

「帰ろっか?一緒に」

え?

「いいの?」

「って最近ほとんど一緒に帰ってるじゃない」

「うー、そ...そこはさぁ?」

「はいはい、帰るよー?」

さすが、里菜は容姿、性格おまけに
はぃそうです運動神経もいいんです...。
だから、走るのはもちろん
歩くのが速いんです!
それについていく私も大変で

「うーまってー」

そして、里菜が途中でいきなり止まった

ドスン


「うーいきなり止まらないでよー」

私はぶつかった鼻をすりすりしながら
里菜の言葉をまった