ピンポーン 私の1日はこのチャイムから始まる。 私の名前は、夏川ひな。 普通の女子高生だ。 起きたばかりの重い体を立たせながら玄関に向かう。 ガチャ。 玄関を開けると満面の笑みで私をみているこの男は、幼なじみの高原日向。 日向はこうして毎日私を迎えに来る。