待ち合わせ場所に行く途中も、彼は援交の話や仲間の話をしてくれた。
どうやら、彼の援交にはチームがあるらしく、あたしは彼のチームに属するらしい。
他には2チームあって、女の子が1人ずつ属しているらしい。

彼のチームの女の子がやめて困っていたらしく、紹介してくれたあたしの先輩には、感謝しているらしい。

チームの男は、最低でも3人で、多くて5人いるチームもある。
彼のチームは4人で、彼らの溜まり場で客取りをしているらしい。

この3チームを合わせて、援交チームと呼ぶ。
援交チームの頭と呼ばれる男は本職の人。

彼、雄平くんの兄貴分は本職の人らしい。


「てかほのか彼氏いる?」

「昨日別れたばっか」

「偶然だね〜。
俺も昨日別れたばっか」


偶然なのか、話を合わせてるだけなのかわからないが、少なくともこの時点であたしは彼に興味はなかった。