「なぁまら美人じゃん!」

「ありがとうございまぁす」


金髪の彼は、オラオラブランドのスウェットを着ていた。
あたしも大好きなブランドで、ついついテンションがあがってしまう。


「てか、豹柄好き?
ここまで豹柄似合う女、俺初めて見たわ」

「その服、オラオラブランドですよね?ほのかも好きですよ」

「見るからにお前、オラオラ好きです!!!って感じだもんな。あ、俺の名前…佐々木 雄平(ササキ ユウヘイ)ね」



佐々木 雄平―――…。
これが、彼との出逢いだった。
身長は見るからに185はある大きい男。
ちょっぴり目は細くて、綺麗な肌が印象的。
金髪の髪の毛に、襟足だけ茶色にしている彼の髪の毛は、後ろからみたらライオンそっくりだった。


オラオラ系の男は確かに大好きだけど、この男には惚れないな。ってこのときは思ってた。