「めんどい」

「はぁ?いいから行ってよ。れま、あんたに一番なついてるんだから」

なぜかわからないけど、あまり家にいないあたしにれまはなついてる。


「へいへー」

「よろしくね〜!
ついでに帰りに店で今日の晩ごはんの材料買ってきてね」

そう言って手のひらに金を渡された。

仕方なくあたしは、スウェットから黒いスキニーに着替えて豹柄のバックを持って家を出た。

れまの通う保育園は家から歩いて10分の距離。

そこからさらにあるいて10分、スーパーがある。
考えただけでめんどくさい。


そんなことを考えていたら、あっという間に保育園。
れまがいる場所へ向かった。


「あら、今日はほのかちゃんが迎えに来たんだね!」


あたしに気付いた先生はそう言いながられまをつれてきた。


「れまぁ〜!!!!
元気だったかお前」


れまはニコニコしながら抱き付いてきた。

それじゃあ。と言って保育園をでた。