2012年.4月



彼らと出会って1ヶ月が過ぎた。

4月に入ってからは、毎日のように札幌の溜まり場でチームの男達と過ごしている。

たまに、援交チームで集まって、どんちゃん騒ぎ。

今日は、援交チームみんな揃っている。


「お嬢〜!!!!!」

「きもい」

「学校は行かんの?」


お嬢はあたしのあだ名らしい。
そう呼ぶのは琉くんしかいないのだか。
本来の眠りのお嬢からとったらしい。


「始まってない」

「いつから〜?」

「知らない。先生から連絡くる」


あたしの担任は熱血で、あまり学校に来ないあたしを、始業式や終業式の日だけ学校に来させようとする。


「問題児だな」

「なんでよ」

「ちゃんと学校行くんだよ〜」


彼らだって、きっと学校には行ってなかっただろう。
その行ってなかった人に言われても説得力がない。