和さんは言った。
「本物だ」
その言葉の意味がわからないあたしは、頭にハテナがいっぱいだった。
「だから、お前は完璧に俺らの仲間!てことで俺らから離れんなよ。まぁ…離れてっても追いかけまわすけどな」
そう言った琉くんは、笑っていた
「ほのかって呼んでいい?」
そう聞いてきたのは、2人の女の子だった。
見た目とは違い口は悪くはなさそうだ。
「うん」
「れいっていうから!」
金髪ロングのギャルはれいという名前らしい。
「まりだよっ!!」
清楚ギャルはまり。
「れいさんと、まり姉」
なぜか親近感みたいなものがわいてそう呼ぶことにした。
れいさんが函館チームで、まり姉が苫小牧チームらしい。
「てか美人だよね!!!!!!
ハーフ顔だし!!!顔ちっちゃ!」
「化粧上手すぎ!」
「髪の毛とかアイロンしてる?」
「してないよ」
「うっそ!!!!
ちょー綺麗にまっすぐ」
2人はじろじろあたしを観察している。
