他のチームの女の子2人を見てみた。
1人は、金髪ロングのいかにもギャルって感じの子。
もう1人は、茶髪ショートで清楚ギャルって感じの子。
2人共化粧は濃いけど可愛いと思う。
「雄平くん」
「ん?」
「チームの人って」
「あぁ…紹介すっか」
あたしは自分のチームの男が誰なのか気になった。
雄平くんは順に彼らのあだ名で紹介してくれた。
やりすぎ特攻隊長尚哉(ナオヤ)
チーム1のイケメン将(ショウ)
女好き番長康太(コウタ)
そして…雄平くん。
あたしのチームはこの4人の男がいる。
3人とも雄平くんと同い年。
「へーやりすぎ特攻隊長って笑える」
「なにが面白い!」
「別に」
尚哉くんは確かに、何においてもやりすぎてしまうところがあると思った。
「こいつすげぇよ?
初仕事で約七万稼ぎやがった」
「………七万…」
ポツリ呟いた男は和さんだった。
