どこに居るのか、わからない君へ。




どうやら、あたしはチーム全員に認められたらしい。


「ほのか…だっけ?
俺、琉(リュウ)って名前な」


琉と名乗った男は、先程の猫っ毛の金髪頭。

見るからにわかる刺青。
きっと、いや絶対に全身刺青。

「琉くんでいい?」

「ははっ…いいよ。
最初から敬語なしか…すごいなお前。雄平の兄貴分にも敬語なしだったもんな」

「お前、何者?」

そう、口にしたのは雄平くんの兄貴分の和(カズ)さんだった。


「……普通の人間」

「口数少な、冷た、無表情、感情ない」

「なに、それ。
ほのかがロボットみたいな」


吸い終わった煙草を灰皿に押し付けて、あたしは言った。


「ロボットでもなければ人形でもない。普通の人間。とりあえずよろしく」

「お前、可愛いな」


琉くんはニコッと笑いながら頭を撫でた。