『――!』 ……聞こえないよ…… 何て言ってるんだ? 『……ずっ……柚!』 「……ん゙」 うっすら目を開けると視界には眩しい光と人影が飛び込んできた。 あれ、俺…… ここどこだろ…… 『柚っ……よかった……』 あれは……夢? ていうかこの声…… 「……綾?」 『…っ…ごめっ……あたしっ』 ……泣いてるの? 何で?