依存症なあたし様




今のままで本当にいいのか

ここ最近ずっと考えていた。


綾の幸せは俺が決めることじゃないから

はっきり判断することができなかった。


付き合ってるわけでもないし、俺といると幸せにできないとか
おかしいよな……



…………あれっ?!そうだよ!!

俺ら付き合ってるわけじゃないじゃん!!!(今更)


俺は何を勘違いしているんだろう!!

依存と恋人はイコールじゃないよ!!

自意識過剰にも程があるよ俺!!!



自分にツッコみつつ、どんどん顔に熱が集中していく。



「うわああぁぁ…恥ずかしい……」



火照った顔を両手でおさえて、その場にしゃがみこむ。


するとタイミング良くも悪くも、綾が部屋から出てきた。