依存症なあたし様




『ただいま』


槇は少し嬉しそうに言った。


それを聞いて


槇が帰ってきたんだって


ずっとこれからあたしの傍にいるんだって


嬉しさが込み上げてきて


心の中に閉じ込めていたモノが


溢れ出した。


溢れ出したものは、止まることを知らない。