「お前は、そいつのこと…富樫ってやつのこと好きなのかよ!?」

「好きだよ…あんたなんかより、ずっと優しいし、あたしのピアノ好きって言ってくれたし、音楽のことで話あったりするもん!あんたなんかより、ずっと好きだよ!!」

ずっと音羽のあの言葉ばかり頭の中ぐるぐるしてる…
俺は、ずっと音羽のそばにいた。
小さいときからずっと…

だから、音羽のこと何でも知ってるのは、俺だけだと想ってた…
なのに…何で、あんな俺より顔の悪いやつのとこいくんだよ…