俺は、結局音羽に声をかけることなく、クラスを去った。

その日の7時間目は、サボって、保健室で寝ていた。

入学早々、こんなに悪いこと起きるなんて、ついてねぇーな…

あいつは、一体何なんだ…

音羽の何なんだよ…

俺は、あれ以来、しばらくモヤモヤがとれなかった。

ずっと、あのときの音羽の笑顔が目に浮かび消えてくれなかった…