キュンと胸がなった気がする。どうして光輝はそんな甘い台詞を簡単に言っちゃうんだろ。
ゆるりと口角を上げてあたしに微笑む姿は、誰が見てもきっと格好良すぎて失神しちゃうと思う。
…こんな人が彼氏。
その実感も欲しいから余計にプリが欲しいんだ。
「だからもっと別のお願いでいいよ?」
…うわ、優しい。
「どっか連れてって欲しいでも、何買って欲しいでも…女の子だからいっぱいあるでしょ。」
「ううん、いーのっ。とにかくプリ!」
せっかく決めたから、変えない。
「そー?2つ目は?」
「秘密!」
…ていうか、勿体無いからまだ検討中なだけだけど。
「何だよそれ。俺らの間に秘密はなーし!」
「わっ!」
いきなり肩を抱かれた。
ちょ、前見て!
前ぇぇえ゛ーーーー!

