運動会の日の夜、
応援団で集まって花火をした。

「三冠おめでとー!!!」

ボシュッと音がして
花火が宙を舞った。

パアアアンッ!!

「キレー・・・!」

花火の鮮やかな色が
わたしたちを明るく照らした。

「よし、そろそろ10時だし
公園から別んとこに移動すっか!」
「はーい!」

団長が応援団を引き連れて
どこに行くかと思えば・・・

周りには田んぼしかない
はらっぱだった。

「うしっ花火再開ー!」

そうこうしてる間に11:30になった

「やっべ、警察に見つかったら
補導だよな!?警戒しとけー!!!」
「あいよー!」

そしたら...同じ2年生の男子が
ドブに落っこちてけがをした。

白い肉が見える...想像以上にリアルだ

「ちょっと大丈夫!?
 おーい絆創膏持ってる人いる?!」
「あー・・・俺コンビニで買ってくる」
団長が自転車をぶっ飛ばして
絆創膏と消毒液を買ってきた。

「・・・!!いって!!!痛ぇっつの!!」
「我慢して!」

「夏希ちゃん手当て上手いねえ!」
「え、あっありがとうございます!」

結局その男子は親に迎えにきてもらい
車で帰った。

とりあえず赤団もそこで解散だった

わたしはと言うとー・・・

「ただいまー」
「今何時だと思ってるん!?遅い!」

お母さんの代わりに姉が
怒鳴り散らした。

時刻は深夜1時になろうとしていた

「ごめんごめん」

そう言って風呂に入って
すぐ寝た。

今日は楽しかったなあー・・・!♪