暦は7月。
もうこの日常にも慣れた
普通に笑えるようにもなった。
でもわたしの中のどこかが、何かが。
まだ不安定でぐらぐらしている。
「夏希ー!!!フられちゃった・・・俺」
突然の直樹からのメール。
フられた?・・・直樹が?弥生に??
「なんで!?」
「好きな人できたんだって
どうしよう俺...学校いく意味なくね?
明日から学校休むわ...」
「は?お前馬鹿なんじゃない?
弥生のために学校行ってたん?
うっざ!おもっ!」
「...うん」
「元気出して!」
「無理だよ...お前には俺がどんだけ
弥生のことが好きかわかんねえよ」
「ああそりゃ知らんわな!
知らねーよお前の心情なんて!!
でもさ、それで学校休まれて困るの
弥生だよ?きっと自分責めると思うよ
何も悪くないのに弥生。
ほんっとにお前めんどくせー男」
わたしはちょっと男口調で
話してしまった。
こんなうじうじしてるやつ
わたしは苦手だ。
うざいし、なんか重すぎる
