「わぁー!このプリ機、映りいいね!」
「ホントだっ!!ねー麻理、次は・・・」

麻理に話しかけようとした。
でも反応がなかった。

「ー・・・麻理?」
「・・・直樹・・・」

麻理の先を見ると、そこにはー・・・

付き合ってるという噂の海斗と李南。
そしてー・・・・

弥生と直樹。

「わっ・・・弥生!!行こ!」
李南と弥生がプリ機コーナーの
すみっこに隠れた。
後から直樹と海斗が出てきた。

「えっ・・・夏希!?・・・・と・・・・麻理・・」
「直、樹・・・」

直樹はだいぶ戸惑っていた。
麻理も多分ショックだったんだろうな

わたしはフードコートに連れていった。
「麻理、ほら!!麻理の好きなクレープ!」

わたしは麻理の大好きな
アップルとシナモンのクレープを
買って麻理に渡した。

「ありがと・・・・」
「李南、何で逃げるんだろう!!」

麻理よりもなぜかわたしの方が
イライラしていた

だって、隠れる意味ないじゃん!!

それより、・・・・

直樹と麻理のさっきの沈黙。
すっごく気まずかった。