「ねーねー!!夏希!?今だから言えるけど
竜さあ!!夏希の事好きだったんだって!!
今は違うみたいだけど!!!!」

弥生が大声で叫んだ

「しーっ!!!弥生、ここ廊下っ!!」
「あっごめん!なんで竜
告白しなかったんだろ~」
「いや、好きじゃなかったからじゃん」

やめてよ、弥生。
期待しちゃうでしょ。

「なんか夏希が好きな先輩の話ばっかり
してるから、諦めたんだって!!!」

うそ...?
じゃあ、両思い・・・だったの?

「まあ過去の話だから、放っとこ!」

弥生とバイバイして、麻理と一緒に
話していたら、ある事実が発覚した。

「麻理!!直樹が二股してるって...!!!」

直樹とは、麻理の彼氏だ。
その彼氏が、二股していると
友達の百合が報告してきた。

「うそ・・・?」
・・・え?直樹が、二股?
麻理は信じられないとでも言うように
顔を歪めた。

「直樹が・・・?そ、んなのウソだよ・・!」
「待って、わたし確かめてくる!!」

わたしは直樹のいる3組に走った。