セイちゃんと沙織ちゃんの 寝息を聞きながら よくよく考えたら散々寝ていたはずの私、 少しも眠気が襲って来なかった。 一人まんじりとも出来ず 何度も寝返りを打った。 ボン!「いったぃ・・・!!」 いきなり顔にセイちゃんの腕が降ってきて 私は思わず小さく叫んだ。 ちょっとあっぱれなくらい セイちゃん、寝相が超悪い。 腕が当たった辺りの頬をさすりながら 私はゆっくり身を起こし布団を抜け出た。