out of control ***ハァトがゆうこときかないの。【執筆中】


女は一瞬、目を見開き

私に向かってにっこり

笑顔になったかと思うと

猛烈な勢いで一気に

喋りだした。


「ごっめーん!

起こしちゃった?

このドライヤー古いからさぁ

すっごいうるさかったでしょ?

でもさー昨日帰って来て

服のまま寝ちゃったから

起きたらすぐシャワー浴びたく

なっちゃってー。

あ、やだ私ごめんねマッパでー

アハハ私すんごいマヌケ~

いやーでも夏場のブローは

灼熱地獄だからさぁー

服なんか着てられないよねー

真希ちゃんまだ寝てたから

いいかぁって思ってさー

でもまぁもう見られちゃったし

もうちょっと裸でいさせてねー

今日あっついんだもーん」


「・・・・・・・・・・・・はぁ」

彼女の喋りのあまりの勢いに

あっけにとられた私をよそに

彼女は私の横をマッパで

スタスタと横切り

「真希ちゃんなんか飲むー?」

グレーの小さな冷蔵庫を開け

しゃがみこんだ。