マネージャーの車に乗ってついに、アース学園に着いた。
ここが、アース学園か…デカくない!?
「なんなの、ここ…」
「羚ちゃん、待ってたよ。我がアース学園にようこそ」
「社長!!あのー、やっぱりここですか?」
「そうだよ?まぁ、歩きながら話そうじゃないか」
「は、はい」
絶対迷子になると思いながら、社長について学校を案内してもらった。
そして、最後に寮へと向かった。
「ここが、君たちSkyの寮だ」
「あのー」
Skyの?私の部屋はどこなんだろう…
「あっ、言い忘れたが、ここのルールでグループを組んでる人はグループで、組んでない人は5人ずつ同じ部屋で共同生活を行う」
なるほど、じゃあ私はSkyのみんなと暮らすのか。みんなと、一緒…。
「えぇ!!」
あ、ありえないよ。だだだだ、だって私女だよ?
社長はお構いなしに部屋に入っていった。
しかたなく、私も部屋に入った。
すると、Skyのメンバーが迎えくれた。
「ようこそ、アース学園へ!ここは、やたらとデカいんだよね。だから、分からないことは何でも俺たちに聞いてくれ」
大我君だっけ?すごく頼りになりそう。
「羚ちゃん。悪いが流哉と雛太と相部屋なんだ。部屋が無くてな…」
「えぇ!?相部屋!?」
あああ、相部屋って、だって男の子だよ!?
一緒に暮らすだけでも大変なのに、部屋まで一緒なんて…。
「じゃあ、後はみんなに聞いてくれ。これでも暇じゃないからな」
そう言い残すと、社長は部屋を出て行ってしまった。
