「だって、唯那の好きなグループじゃん…」



「そうだけど、逆!親友が自分の好きなグループに入ることがとても嬉しいの!!」



「え!?」



どうして?普通、嫌なんじゃないの?



唯那の言っていることが理解できなかった。



「だって、芸能界に興味が無かった羚が芸能界に入りたいって言ってるんだよ?」



「うん…」



「それってすごいことじゃん?だから、私は応援するよ!」



唯那…もう、なんで唯那はこんなに優しいの?



その言葉が嬉しくて、涙が止まらなかった。



私、やっと自分に自信がついた気がする…ありがとう唯那。



「あ、ありがとう」