「お待たせ~。じゃあ帰ろっか♪」 「おう!」 下駄箱で靴を履き校門を出ながら私たちは喋っていた。 「こうやって桜と2人で帰るの、初めてだな」 「そういえばね~。いつもあのメンバーだったしね。それにもう三年振りくらいだよね。」 「うん。一緒に帰れて嬉しい。」 「私もだよ。」 しばらく沈黙が続いた。 「「あのさ」」 声が重なった。 私は告白するつもりだった。