ひらり



そのあと、私達は手を繋いで帰った。

旭は家まで送ってくれた。

「家までは悪いからいーよ。」

「危ないから送る!」

と言われ、断れなかった。
嬉しかったからいいけど


家に着いて、いつもなら勉強するんだけど今日は嬉しすぎてそんな気分にならずにベッドでゴロゴロしながら旭へのメールを打っていた。


------------
宛先:城内旭
件名:今日はありがとう!
--
旭、もう家着いた?

わざわざ家まで送ってくれて
ごめんね。でもありがとう☆

楽しかったよ(^ω^)

また一緒に帰ろうね。

  桜
------------

「送信」っと!