キーン…コーン…― ビクッ!!! 彼女の声で、理性が飛ぶ寸前でチャイムが鳴った。 お互いはっきりと我に返った。 突然恥ずかしさがこみ上げてきて、彼女から離れた。 チラッと見て、目が合う。 「ふふっ」 彼女が笑う。 つられて俺も笑う。 午後の授業に遅れてしまうことに気づいて、2人で急いで部屋から出た…―――