スキで何が悪い!?【完】





今、目の前にいる彼女が俺を欲していて、俺も彼女を求めてるんだ。



どこにも“罪”は生まれない。


どうせゆめは一生、俺に求められていることを拒絶するんだから…



彼女に触れるだけのキスをする。



彼女はゆめではないと確かめるように見つめて、今度は深いキスをする。



早くキスに溺れたくて、深く深く…キスをして…



なのに心がもやもやしていく。


どっかいけ。



そう願いながら、そっと彼女の体にYシャツの上から触れた…


ピクリとハネる体。



「んっ…」