…? 「いいけど?」 俺の手を取って彼女は歩き出した。 特別棟の薄暗い廊下を進む。 人がいねぇ… 「特別棟はあまり使わないから、掃除も週1くらいなんだよ」 心を読んだみたいに言われてちょっとドキッ 「そうなんだ…」 特別棟の奥の奥。 一番端っこらしい部屋に入った。