キーンコーン… はっ!! 昼休みが終わってしまった。 急いで残りのご飯を流し込んで、片付ける。 次は掃除だ。 さすがに特別棟が人気無いっつっても掃除には来るだろ。 誰かに見られちゃまずい… あれ…なんでまずいんだ…? 考えちゃ駄目だ! 「じゃあ、またな」 そう言って立ち上がると、ツンッとなった。 彼女が制服の裾をちょこっと掴んでいた。 「掃除さぼってもいい?」