スキで何が悪い!?【完】






屋上への階段が終わる頃、だんだん数人の声が聞こえてきて、蛍光灯の明かりが終わる。



ドアの前で立ち止まって深呼吸する。



スー…ハー…



なんか緊張する。



足音が聞こえた代わりに、心臓の音が耳に響いて、余計に体が固くなった。



そっとドアノブに手をかけて回す。



キィ…と小さく声を上げて開いたドア。



いきなり蛍光灯よりも明るいライトが目に入って顔をしかめた。